(注意:デック分析はブランニュー環境(トライアルデックのみ)の視点で分析しています)
デック分析編
○構築
・オディーラ
金剛神と違いそこまでレベルバランスを考えなくていい分、実際どういうパーティを組むのかをイメージして構築したい。
ユニットはドリームテイルと蟲毒使いは対金剛神、対妖貴妃のどちらでも活躍するので、優先して入れたい。
地形(風魔の大稲妻、風魔の大竜巻)は両方とも強いので可能な限り積んでいきたい。特に護法陣のないブランニュー環境において大稲妻の2枚ドローはとても強い。
・サトウ
英雄以外でまず優先して積みたいのはシックステイルです。全体的にユニットのサイズが小さいので、盤面維持に非常に頼りになります。イヅナ、ヴィクセンの変身能力のコストの関係もあり、フォクシアの枚数はある程度多めで、ユニットは30枚弱程度は欲しいでしょうか。
スペルではマインド・デストラクション、シャラクは優先して3積みしたいです。個人的にホクサイは枠の重さと鉄巨兵へ使用するときの不安感からあまり信用していません。
・ニット
種族専用スペルが多いため、素で妖狐を持つビーストをメインに構築。妖狐いっぱいなら蠱毒使いを採用。風魔忍軍は貴重な普通召喚ユニット&加速要員。さらに加速要員として呪印師を採用。地形は大稲妻2、大竜巻1。
○英雄
・オディーラ
ヴィクセンはコストが重い分とても強い。面倒が嫌いなだけはある。機会を逸すると本当に墜ちない。序盤に引きたいので3積み確定。基本的に攻めのカードのため受けるのは得意ではないので、状況に応じて諦めも肝心。
イヅナは弱くはないんだけど、スペル枠が風*なのと、変身しても防御が増えないのに注意。柔らかフォクシア。
両英雄に共通することだが、宣言型能力の運用には注意を払いたい。手札と応相談。
・サトウ
ヴィクセンは燃費が悪いですがやはり非常に強く、また2枚目を引いても自身をコストにできるため3積みしたいです。
イヅナは変身コストが軽く、即時可のためフットワークも軽いですが、ヴォーテックスでやられるなど然程強くはないので、2枚でいいと思います。
・ニット
共に3積みしたが、どちらもゴリ押しできるタイプではないので、3枚無くても戦えないことはない。しかし変身時のコストになるので入れておいて悪くもない。ただヴィクセンはここぞという時以外は変身したくないので2枚でもいいかも。
イヅナは変身コストが1枚と軽いため、可能なら毎回変身したい。
○その他
・オディーラ
スペルはどれも強力で痒い所に手が届くものが多い。ただ専用スペルが多いので、使用するユニットに気をつけたい。変身し忘れは特に注意。
スペル枠が思ったよりもカツカツになることが多いので、枠管理には気をつけよう。最終的にダイスを振る機会が多いので、ある程度の覚悟も必要。
・サトウ
大竜巻、大稲妻ともに非常に強いです。妖貴妃のミラーでは地形の有無が大勢を決めることも多いため、相手の地形を潰すことも考えて、大竜巻3、大稲妻2程度は積んでおきたいです。
・ニット
秘伝魔法は火力が高いが、タイミングを問わない万能対抗はホクサイだけなので撃ち所が難しい。また妖狐限定が結構厳しく、変身しないと撃てない場面もあるのでバランスが大事。
秘伝魔法以外の4種はどれも痒いところに手が届く程度か。
○総括
・オディーラ
金剛神と違い、盤面よりも戦闘単位で考えることが多い。パーティ編成や変身能力を使うか否か等。また対抗順等も同様。勝利の鍵は間違いなく2枚の地形(大稲妻、大竜巻)とドリームテイル、蟲毒使いの運用だと思うので、大事に使いたい。
・サトウ
全体として、実はスペル枠があんまり出ないことに気をつけた方がよいかもしれません。大竜巻で相手本陣前を押さえ、シックステイルで脇を固めながらしっかりパーティを組んで相手本陣を落とすような運用になるでしょうか。
・ニット
戦闘レベルですごく頭を使うのでそういうのが好きな人には向いてるかも。妖狐は進軍タイプ:飛行ばかりなので盤面での悩みは減りそう。ただ如何に差し込み地形を上手に使って有利に戦いを進めるかがミソなので、盤面使う戦いの醍醐味も十分あると言える。
以上でデック分析編は終了です。以下からお馴染みのカードレビュー。
妖貴妃ヴィクセン

・オディーラ(イチオシ!)
手札3枚というコストは重いが、+5/+5修正は破格。ブシ環境においては基礎値が大きいというだけで脅威。パンプ能力使用後は、手札の関係上対抗数が限られてしまうが、基礎値で相手の対抗を封殺しているため思ったよりも戦える。宣言型能力も無駄にならないので、最低限の仕事はする。攻めには強いが受けには弱い。変身するか否かの判断が肝要。変身しないと妖狐がつかない点にも注意。
・サトウ(イチオシ!)
基礎値は正義!これだけでイチオシの1枚です。
九尾の解放を使えば4/9/9という破格のサイズになれます。とは言えコストもフォクシアを含む手札3枚と相応の重さです。解放を使わずともイニシとスペル枠のみで十分戦えるので、使用の有無をしっかり判断して使いたいです。
・ニット
2点英雄の上、変身コストに3枚要求してくるお高い女狐。コストにフォクシアが含まれているため、傭兵的な使い方も難しい。変身すれば勿論強いが、コストを考えるとそう何度も変身できない。スペル枠と宣言型能力だけでも戦えると割り切れるかどうかで評価は分かれそう。
フォクシアの蠱毒使い

・オディーラ
フォクシアでは貴重な普通タイミングのダメージソース。パーティの編成次第で強さが格段に変わる1枚。2レベルの変身持ち3体と組むと先攻が取りやすい上に9点とか鬼畜。大事に運用したい。逆に下手なパーティを組むとあっさり墜ちます。
・サトウ
予想以上に簡単に出力が伸びます。妖貴妃デックは攻撃対抗以外がさほど充実してはいないため、使われてみると意外と止まりませんでした。
・ニット(イチオシ!)
イチオシの理由として、トライアル環境では貴重な殴らないダメージソースだから。
主にナイチンゲールをしばくのが仕事。大体6点は出せるので狐ミラーの際もシックステイルを狙えたり。地味にイニシ+1が効いてるのもマル。
フォクシアの風魔忍軍

・オディーラ
イニシ+2、スペル風魔枠、チャージ+2という完成された強さ。しかも変身することでさらに加速。そして非英雄。能力を使わないと秘伝魔法が撃てない点には注意。変身すると大竜巻以外では起き上がれないが、殴らないという選択肢も状況によって取れる。すごく使いやすいカードだと思います。
・サトウ
能力を使わずともイニシ+2、スペル風魔、先攻パンチ6点と十分・・・なのですが、能力を使用しないと妖狐になれないのが地味につらい時が結構多いです。やっぱり大竜巻とあわせての運用をしっかりしたいです。
・ニット
即時の多い妖貴妃では貴重な普通召喚ユニット。基本はレベル4でイニシ+4を稼ぐ装置。スペル風魔があるので転がったままでも割と戦えるが、チャージもあるので転がすなら起こせると尚良し。是非大竜巻の上で戦闘したいところ。
マインド・デストラクション

・オディーラ
アイテムは死ぬ。魔枠で安定して消耗品が消せるとか卑怯番長。単純に強い。それ以上でもそれ以下でもない。色々なところで見かけるカードになりそう。
・サトウ
魔枠で消耗品の確定キャンセルがついに登場しました。追加ダメージは出ませんが、やっぱり確定キャンセルは強いです。
対妖貴妃では全く不要になるため、ヴィクセンのコストにしてうまく処理したいです。
・ニット
魔枠から対抗でスクロール割れるなんて何事なの?
マジック・バーストだと使用者死んじゃうからね。トゥインクル・ナックルとは違いダメージが出るわけではないので過信は禁物。
風魔の大稲妻

・オディーラ
安定のドローソース。手札枚数がものを言う現環境において、種族制限はあるものの2枚ドローはヤバイ。しかも強制配置付き。本陣攻め前の予備進軍とかに使われると反吐しか出ない。
・サトウ
相手にしてみると実に攻めにくい地形。ヴィクセンの重いコストもこの地形の上にいれば少しは負担が減らせます。
・ニット
2枚ドロー出来る吹き抜け内蔵地形。GEBのエイジスに似ているが、引けるのはイニシ開始時。即時召喚には間に合わないので要注意。
2枚ドローとは言えいつも都合のよいものが引けるとは限らないので、ヴィクセン用のコストの足しくらいに見ておいた方が安全かも。
トライアルレビュー金剛神/妖貴妃は以上です。
新しい試みでしたが、いかがでしたか?要望などありましたらコメントしていただけると幸いです。
次回はサザンの聖角獣のカードレビューを予定しています。今度は嘘じゃないよ!
それでは〜ノシ